こんにちは。かねのぷーさんです。
今回は「投資を始めるタイミング」についてお話ししようと思います。
この記事を書いているとき、NYダウ平均株価が最高値を更新したニュースが入ってきました。
また、日経平均も30年ぶりに3万円台を回復するなど、全世界的に株式市場が好調です。
投資をいつから始めたらいいかわからない・・・
こんな状況の中、
「株式投資をいま始めたら高値掴みになって損してしまう」
「株価が落ち着いたら始めよう」と思われる方も多いかもしれません。
ですが、私は投資を始めるタイミングは常に「今」だと考えています。
今回は私が考える、「今すぐ投資を始めるべき理由」について紹介していきたいと思います。
投資は「今すぐ」始めるのがいい理由
私は投資を始めるタイミングは「今」始めることをおすすめします。
今投資を始めるべき理由について解説していきます。
株式市場は今後も値上がりを続けるため
好調な株式市場ですが、今後も値上がりを続けていくことが考えられます。
例えば、下図はS&P500指数の動きを示したチャートです。
S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数のことです。
「日経平均株価指数」のアメリカ版だと思っていただければいいと思います。
このチャートをみると、過去の大きな不況を幾度か経験しながらも、
長期的には株価指数が値上がりを続けて推移していることがわかります。
2000年代のITバブル崩壊、リーマンショック、そして昨年のコロナショックなど、
世界経済に大きな影響を及ぼした大規模な不況があったにも関わらず、アメリカ経済は成長を続けています。
アメリカ株に関して言えば、世界に展開する超巨大企業の成長は今後も拡大を続けること、
アメリカの人口動態からみても国内マーケットも十分に広がっていくこと、
イノベーションが生まれやすい環境から、長期的に見れば今後も成長を続ける市場だと考えています。
積立投資で不況時に備える
当然ながら、今後も大規模な不況が起こり、株価が大きく下落することも十分あり得ます。
ですが、毎月コツコツと積立投資を長期間行うと、
ドルコスト平均法の効果でリスクとリターンを平準化することが可能となります。
長期運用を続けていけば、実際の株価の動きと同じようなパフォーマンスに近づいていくということです。
今後、安定した株価推移が期待できるところに長期運用を行えば、
負けにくいポートフォリオを手にすることができると思います。
ちなみに、私のおすすめは米国株への分散投資です。
日本株は最も身近で馴染みがあるのですが、
世界と比べると今後の経済成長が見込めない市場でもあるので、
これから投資を始める方は勢いのある米国株か中国などの先進国株への投資がいいかなと思います。
つみたてNISAを利用する
具体的にはつみたてNISAで米国株インデックスファンドへの投資が、
簡単で、負けにくい投資方法かなと思います。
つみたてNISA口座を開設し、S&P500に連動するインデックスファンドを1本持っておけば、
アメリカ企業全体への投資が可能となります。
最近は中国などの新興国の成長も著しいので、
全世界株へ分散投資ができる投資信託でもいいかもしれませんね。
今後も成長を続ける市場からリターンを得るためには、今から投資を始めるべきだと考えます。
ベストな買い時や売り時は分からない
いま投資を始めたら高値掴みで損するんじゃないか?・・・
最高値を続ける株式への投資を今始めることは、高値掴みになると警戒しますよね。
ですが、この高値掴みの議論は常にあります。
私が米国インデックスファンドへの投資、米国個別株投資を始めたのが、2017年11月でした。
その時もいまと同じように米国市場は最高値を更新していたので、
「今投資を始めると高値掴みになる」といった情報はたくさん発信されていました。
ですが、2017年以降、コロナショックで大きな下落局面を迎えたものの、
長期目線でみると株価は回復、その後も成長を続けていることがわかります。
株式市場の動きを予想して、適切なタイミングで取引を開始することはプロでも困難です。
私たち素人がベストな買い時や売り時を見極めて取引することは不可能に近いです。
今後も経済成長が見込める指数や銘柄を探して、今、投資を始めることが私たちが取れる行動だと思います。
投資を始めないことが機会損失になる
投資をしたあと値下がりなので損失を被る可能性もありますが、
投資を始めないことでも機会損失につながることも考えられます。
例えば、つみたてNISAの場合、投資開始が遅れると、
つみたてNISAの非課税枠を最大限生かすことができなくなります。
つみたてNISAとは、2018年から始まった非課税制度のことで、
毎年の非課税枠(年間40万円)までの投資で得られた利益に対し、
最長20年間非課税となる制度です。
注意点は、非課税となる投資対象期間が、2018年〜2037年までの20年間となっている点です。
制度がはじまった2018年以降の未使用分については投資枠の繰越ができないので、
節税効果をフルに発揮させるためには、早めにつみたてNISAを活用する必要があります。
時間の力も無視できない
また、資産を増やすためには、時間の力も借りることも必要です。
下図は毎月10,000円を年利5%の商品に、
10年間積み立てた場合と、20年間積み立てた場合のシュミレーションです。
10年だと155万円ほどの資産となりますが、20年だと411万円ほどまで資産額が積み上がります。
複利の力が働き、雪だるま式に資産が増えていくので、
10年積み立てた場合よりも倍以上の資産に膨れ上がります。
このように時間を掛けることでもリターンが大きくしていくことができるので、
投資はなるべく早めに始めることをおすすめします。
投資を始めないことで機会損失につながる恐れがあるので、
投資に関心がある方はお早めに証券口座を開設して投資を始めましょう。
老後資産は自分で築く必要がある
少し前、老後資金2000万円問題が話題になりましたね。
人口が減少する中、年金、企業年金、退職金に老後資産を期待することは難しくなってきています。
公的年金制度が破綻することはないとしても、
受給年齢の引き上げや支給額の減額はこれからも進んでいくと思います。
また、以前は銀行で数%の金利がついていたので銀行口座にお金を預けていれば資産が増えた時代でした。
ですが、いまやメガバンクの銀行金利は0.002%程度と資産を増やすことは不可能です。
そんな状況の中で、国は国民自身の手で資産をつくるよう、投資を促しています。
具体的にはNISAや確定拠出年金(iDeco)などの投資制度を整備し、
国民が投資をしやすいような環境を用意しています。
しかし、日本ではまだ投資を敬遠する考えが浸透しているように思います。
FXや仮想通貨、信用取引など、値動きが非常に激しい投資や、
レバレッジを効かせることができる投資などに安易に手を出してしまえば、
当然ながら、負ける確率は高まります。
私も少額ですが、FXを始めたことがありますが、適切なポジションの取り方や取引タイミングなどが分からず、また十分な証拠金を用意していなかったこともあり、結局数ヶ月で数万円を失いました。
ですが、分散力のあるインデックスファンドや、債券など、堅実なリターンを得る投資も存在します。
比較的安全な投資商品でも、3〜5%程度のリターンは十分期待できるので、
老後資産の確保のためにも投資を始める必要があると私は考えます。
老後資産を今の年金制度にだけ頼ってしまうと、
今よりかなり生活レベルを落とす必要があったり、
退職後も生活のために働き続けないといけなくなるかもしれません。
積立期間にもよりますが、今からでも毎月1〜2万円の積立投資を始めても、
数百万円から1,000万円以上の資産を築くことは十分可能です。
老後資産を確保するため、今から投資を始めていきましょう。
まとめ
今回は「投資を始めるタイミング」をテーマに書いてきました。
株式市場は今後もアメリカ株や中国株などを筆頭に今後も成長を続けていくと思います。
一方で、私たちが今後の株価の推移を適切に見極めて、ベストなタイミングで投資をすることは困難です。
投資のプロではない私たちが注意しないといけないことは、
投資を始めてすぐの損失ではなく、投資を始めないことで生じる機会損失だと考えます。
つみたてNISAの税優遇措置には2037年までと期間がありますし、
複利を最大限発揮させるには時間の力も借りる必要があります。
これまでは年金制度や退職金、銀行預金の高い金利で老後資産をで増やすことができた時代でしたが、
今は自分で資産を築かなければ老後生活が非常に苦しいものとなってしまうことが予想できます。
以上のような理由から、私は投資を始めるタイミングは常に「今」だと考えます。
お金の世界は「知っている人が得をし、知らない人が損する」世界です。
お金や投資のことを知らない人ほど、高いコストを支払うことになります。
私たちはしっかり学んで、得をしていく人であり続けていきたいですね。
そのためにも、私もお金に関する有益な情報を発信し続けていきたいと思います。
投資は簡単に始められるので、まずは証券口座をつくるところから始めてみましょう。
私が実際に利用している証券口座や運用銘柄については、
毎月の運用記録でも公開していますので参考にしてみてください。
では、今回もここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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