こんばんわ。ぷーさんです。
今回も私の失敗談について書いてみようと思います。
今回は仕事選びについて、「自分にあった仕事をすればよかった」という失敗談です。
新卒で入社したあと、私は何度か転職を繰り返しています。
しかし現在の仕事に至るまでは、どれも短い期間で辞めてしまい、いわゆるジョブホッパーのような経歴でした。
原因としては、自分に合った仕事をしていなかったことです。
今回は私の仕事の選びの失敗談をお伝えしていきます。
私の失敗を通じて、みなさんのこれからの仕事選びの参考にしていただければ嬉しいです。
【新卒】仕事の内容を理解していなかった
まずは私が新卒で就職した、保険代理店での仕事についてお伝えしていこうと思います。
転職活動をしばらくさぼっていた私は、4年生の秋になってようやく就職活動と向き合い、卒業手前にようやく1社内定を得ることができました。
就職したのは、創業間もない保険代理店の営業職でした。
顧客の人生設計にあった保険商品を、様々な各社の保険商品から最適なものを選び提案する、という提案型営業の仕事でした。
当時はコミュニケーションには自信があり、人と話すことも好きだったので、お客さんに寄り添って保険商品を提案することは魅力的な仕事だと感じました。
また初めて内定をいただいた会社でもあって、その嬉しさから即決でこの会社に就職することを決めました。
しかし、ここでの反省点は、仕事の内容を本当に理解していなかったことでした。
就職してみて分かったのですが、実態は泥臭い電話でのアポ取りの業務が中心でした。
電話帳のデータからランダムに、毎日ひたすら電話を掛けまくるのです。
少しでも見込みがありそうな顧客には、保険のパンフレットを送り、後日再度電話をし、興味を持った人には自宅訪問のアポを取って、契約を取るという仕事でした。
当然ながら、いきなり電話を掛けて話を聞いてくれるはずもなく、毎日何百件も電話を掛けてもすぐにガチャ切りされ、怒鳴られたりクレームを入れられたりすることがほとんどでした。
成果に結びつかなければ上司から詰められたり、遅くまで電話シミュレーションの練習もしていました。
また運良く契約が取れたとしても、また翌月にはさらに高いノルマが待っており、終わりの見えない仕事がずっと続くようでした。
毎日精神をすり減らしながら仕事をしていたような時期でした。
入社前のイメージだと、保険のことで悩んでいる人が待っていて、最適な保険商品を選び提案するという、スマートなイメージがあったのですが、それ以前に顧客を自ら捕まえてくるというごりごりの営業の仕事が実態でした。
会社説明会や面接でもその旨はお話しされていたとは思うのですが、「大変とは思うけどやってみたらいけるだろうと」安易に考えてしまい、この過酷さを私はイメージすることができていませんでした。
採用担当の方は採用したいと思って説明会や面接を開いてくれる訳なので、求職者に対しては魅力的な職場をアピールしないといけない側面があります。
問題は私がそれを鵜呑みにしてしまい、この業界のこと、同じような営業手法を取る会社の実態にまで調べていなかったこと、そして自分がその仕事を本当に全うできるかどうかを考えていなかったことにありました。
内定を取れた喜び、就職活動を終えられる喜びもあって、入社後のイメージを持たずに即決で飛び込んでしまいました。
もう少し冷静になって、客観的に自分ができる仕事内容を把握しておけばギャップはなかったのかなと思います。
【転職】どうして2社目も営業職にしたのか??
新卒の会社を1年足らずで辞めたあと、私は運良く海外で仕事を見つけました。
海外でバックパッカーとして各地を回っていたとき、現地で就職活動にチャレンジしたことがきっかけでした。
元々海外で働くことは夢見ていたので、たまたま声を掛けてくれたときは本当に嬉しかったです。
しかし、その会社での仕事はまた営業職でした。
しかも1社目と同じような電話でのアポ取りが基本の営業手法でした。
この間までこの仕事に苦しんでいたのにも関わらず、自分にはできないと分かっていたのにも関わらず、海外で働く機会を得られるほうが強かったため、この会社に就職することを決断しました。
前回は個人顧客に対する営業でしたが、今回は法人への新規開拓営業だったこともあり、個人のクレームがひどかった分、法人だったらまともな対応になるはずで幾分かやりやすいだろうという考えもあったと思います。
いざ仕事を始めてみると、毎日リストにある電話番号を順番に掛けまくる日々が始まりました。
当然ながらほとんどで断られ、アポを取ることに苦戦しました。
さらに今回は英語で電話を掛けるので、フレーズを覚えたり、トークフローを練習する必要もありました。
またアポが取れたとしても、相手が現地の方であれば、サービスの紹介を全て英語で行う必要がありました。
簡単な日常会話レベルなら大丈夫でしたが、ビジネスレベルには到達していなかったので、辿々しい説明になってしまい相手に全く納得感を持ってもらえるようなものにはなりませんでした。
時間が経っても私の営業成績は全く伸びず、半年が経ったあたりで私は解雇を告げられてしまいました。
2社目での反省点も、内定をもらった喜びで、自分に合っていない仕事に飛びついてしまったことです。
できない仕事は何度も改善していくことでできるようになると思いますが、そもそも自分に合わない仕事をものにすることは本当に大変です。
苦手なことを仕事にしてしまうと、自分を偽って仕事をしたり、過度に無理をしてもようやく人並みになるのが結果です。
それよりかは、自分が得意なこと、できること、好きなことを仕事にして、長所を伸ばせるような仕事をするほうが遥かに成果を出せると思います。
せっかくの機会でも、自分が本当に無理なことには安易に飛び込まないことが大切かなと思います。
【反省点】自分に合った仕事をすべきだった
その後も転職を繰り返しましたが、相変わらず何度か自分に合わない仕事を選んでしまい、苦労した時期を過ごしていました。
現在はようやく自分に合った仕事に就くことができ、楽しんで仕事に取り組むことができています。
30歳の区切りを迎える前に、これから私は何の仕事に就くべきだろうか、どんな環境だったら楽しく仕事ができるだろうかを考えました。
コミュニケーションは確かに好きではあるけれども、これまでの経験から、それを仕事にして自分に負荷を掛けたり、毎月ノルマに追われながら仕事をするのは全く向いていないと認識しました。
どちらかといえば、書類作業やデータを扱うようなコツコツと取り組める仕事のほうが私は向いていると考え、管理部門での仕事を探すようになりました。
お金のことを扱った経験から、管理部門の中でも会計分野でキャリアを積もうと考えました。
一般事務よりも専門性を高められる側面や、どの会社でも求められる職種であることからこれからの長いキャリアでしっかり積み上げていくにはよい分野だと思い、職種を絞り込みました。
当時私が使った管理部門専用の転職エージェントはこちらです。
また海外とのつながりを持った仕事がしたいと考えて、世界各国に拠点がある会社や外資系の会社を探すようになり、ようやく現在の職場に辿り着くことができました。
いまはこれらの私の希望に合った職場で楽しく働くことができています。
自分がいまできること、成し遂げたいことをしっかり把握した上で、それを実現できる仕事を探すのが重要かと思います。
仕事内容を理解せず、自分に合っているかどうかも判断せずに、内定をもらった喜びからそのまま飛び込んでしまうのは余計な苦労をしてしまうと思いますし、場合によっては肉体的精神的に危険な状態になり得てしまいます。
私は「合う仕事」「合わない仕事」は必ずあると思います。
頑張ればなんでもできる、のは正しいかもしれませんが、その考えに囚われてしまうと自分を犠牲にしてしまうかもしれません。
就職活動や転職活動の際は、入社後のギャップが大きくならないよう、その仕事が自分に合っていて、自分の希望を叶えられる選択肢かどうかを見極めることが大切だと思います。
今回は私の仕事選びの失敗談についてでした。
少しでもお役に立ってもらえれば嬉しいです。
ぷーさん
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