JPN ver.
こんにちは。ぷーさんです。
昨年からUSCPAの勉強を始めて、今年からいよいよ本試験に臨むようになりました。
まずは最初の難関、FAR。
USCPAの中でも最もボリュームがあると言われるこの科目ですが、内容は商業簿記と公会計がメインで会計の基本が中心の科目です。
必要な単位を取得し受験資格を得て、いよいよ初めての試験をこの3月に受けてきました。
FAR1回目の受験
FAR本試験終わりました。
手応えは微妙です。。
MCは難しいのと計算合わない問題がいくつかあって少し慌てました。難化・易化したかもよく分かりませんでした。
TBSは時間に追われて時間掛けられなかったところが1問ありました。それ以外の部分点は確保できたかもしれないです。疲れたー。。。#USCPA pic.twitter.com/IjVTfLpXFu— ぷーさん (@poohfinance) March 5, 2023
初めての試験で焦りがあったり、分からない問題も多かったので手応えは微妙でした。
合格点75点が基準ラインなのですが、その試験結果がこちら。
「あと1点だけ、足りかなった・・・・・・」
TBSの手応えがなかったのは正直あったので、こんなものかと思いました。
ただ、「あと1点だけならすぐ受ければなんとかなる」と思い、即座に再試験を申し込みました。
試験は1ヶ月後、前回できなかったところも復習して、TBSも対策して、もう100時間掛けて準備を進めました。
FAR2回目の受験
そして、2回目の試験結果がこちら。
うーん。。。
前より下がってる。
前回から100時間やって、手応えも前よりかはあったと思ったんだけどな‥。
ちょっと考えます。#USCPA pic.twitter.com/iICPGvIUBi— ぷーさん (@poohfinance) May 9, 2023
「えっ・・」
何かの間違いかと思い、何度もページを更新して見返しましたが、点数は70点。
「落ちてるし、前より点数下がってるし・・」
めちゃくちゃへこみました。
TBSは時間が足りず、最後の問題はあまり自信がなかったのはありますが、それでも前回よりかは手応えはありました。
後日レポートが届くのですが、MCは比較的できていたようなのですが、やはりTBSがだめだったみたいです。
自分が思っていた以上にTBSの出来がめちゃくちゃ悪かったみたいですね。
3回目どうする・・?
またすぐに3回目の試験を受けようとも考えたのですが、今回はさすがに躊躇ってしまいました。
理由は以下の2点です。
・また同じ勉強をしないといけないのか、と精神的にきつかった
・受験料が重荷になっている
結果発表後、テキストを開いて勉強しようと思ったのですが、モチベーションが全くといって湧いてきませんでした。
テキストや問題集をを見ることが非常に苦痛に感じてしまい、勉強に向かえる状態ではありませんでした。
嫌気が差してしまったこともあるし、また「何のためにこの勉強をしているのか?」と考えるようになりました。
またUSCPAの受験料は非常に高額なことも私にとっては大きな悩みの種でした。
NTSの発行料、受験料、日本で受ける際に発生する会場手数料を合わせると、1回当たり10万円近くかかります。
当初は4科目だからそれぐらいなら大丈夫と思っていたのですが、不合格が続くとさすがに家計的にもだんだん重たくなってきました。
このお金があったら家族とも旅行にも行けるし、ここまで勉強しておいてですが自分が本当にこの資格が必要なのか改めて考えることも大事だなと思いました。
そのため、少し時間を置いて勉強から離れることにしました。
幸い、アビタスのサポートはあと4年間受けられますし、来年から新試験制度として始まるので、そこからでも勉強を再開させてもいいのかなと思いました。
勉強から離れてみたら・・?
勉強から離れてから2週間ほど経ちました。
勉強のことで頭がいっぱいで、家族ともゆっくりする時間がこれまで取れなかったことも多かったのですが、最近は少しゆとりができて休日を満喫できるようになってきたかなと思います。
また、受験料の確保で節約をかなり意識していたのですが、当面の受験料が浮いた分を好きに使えるようになりました。
私がこれまでやってみたかった、ジムに通うようにしました。
最近は毎日仕事終わりに身体を動かすことが日課になってきました。
また、家族との旅行も計画して、お金をそちらに回すことにしました。
今年は例年に比べてあちこち回る予定です。
ただ、勉強をしていない分、今後自分は何を目指していけばよいのか危機感を持って考えることも増えてきました。
今の自分にとって足りないスキルは何か、何を伸ばしていかないといけないのかを考えるようになりました。
会計力なのか、英語力なのか、それとも他の何かなのか、現在いろいろと模索中です。
少し立ち止まっていろいろと考えてみたいと思います。
以上、いろいろと悩みの尽きないぷーさんでした。
ではまた。
(追記)あれから8ヶ月経ったいま
あれからおよそ8ヶ月が経ち、現在は2024年の1月。
FAR2回目不合格以来、USCPAの勉強からは完全に離れています。
FARの後に申し込んでいたBECも受験予約していたのですが、完全にモチベーションがなくなり、受験はしませんでした。
USCPAの勉強から離れたので罪悪感も感じていたのですが、勉強から離れた分、本業の仕事に集中できた1年にもなったかなと思います。
以前までは仕事は毎月の作業だけ淡々とこなして、余った時間で勉強に充てていました。
ですが毎月決まった仕事だけ、指示されたことだけする形となってしまい、自ら業務を改善していこうとか、次にやるべきことに率先して進めることは考えておらず、正直なところ主体的に仕事に取り組んではいませんでした。
USCPAの勉強から離れたことで、本来自分がやるべき目の前のことに集中するようになり、仕事を自分で進めることができるようになってきたこともあり、以前より楽しく働くことができるようになったかなと思います。
会計のことももちろんテキストで習ったことも役立ったのですが、実務で取り組むことで理解が深まったり、自分のものにすることができた分野も増えたなと感じています。
仕事だけではなく、プライベートのほうでも、以前までは休みの日もほとんど勉強に充てることが多かったのですが、今は家族と過ごす時間も持てるようになったり、趣味に充てる時間も増えたなと感じています。
勉強する目的を明確にする、必要な学習時間とコストを想定すること
勉強することは非常に大事なことですが、目的をしっかり見出すことが重要だと感じました。
「USCPAを持っていれば将来役に立つ」と思い私は勉強を始めたのですが、なぜUSCPAを勉強するのかその目的をはっきりと持つことができていなかったなと思います。
学習時間の想定も甘かったなと反省です。
日本の公認会計士試験よりも時間を掛けることなく合格できる、確かにその情報は合っているのですが、それでも数百時間以上を勉強に充てる必要はあります。
時間の見込みが甘かったのも、ギャップを生んだ結果になったかなと思います。
また費用の面でも、学費のことだけではなく、試験で不合格が続くことを想定しておらず、かなり家計を圧迫することを具体的に想定することができていなかったのも、今回の反省点だと思います。
気になったらやってみる精神は大切にしていますが、私のように軽い気持ちで取り掛かると貴重な時間とお金を犠牲にすることになると思います。
結果、数百時間以上の学習時間を費やしたのと、学費と受験料で100万円ほどの出費となってしまいましたが、それなりの覚悟が必要な試験だと感じました。(学費ローンは一括して返済しました。)
ただ、USGAAPにおける財務会計の分野を一通り学ぶことができたこと、実務でも活かすことができたこと、USCPAの難易度や必要な勉強時間を把握できたこと、何よりも困難に立ち向かったことは自分にとってはよい経験だったなと思います。
これからUSCPAに取り組もうと考えている方へ
これからUSCPAに取り組もうと考えている方にお伝えしたいことは、「USCPAは取りやすい資格」と言われていますが、私が取り組んだ限りではかなり難しい試験だと思います。
会計や英語に慣れていない方にとっては、理解できるまで非常に時間が掛かると思います。
英語についてはTOEIC700点以上のスキルがあればパスできる、と言われていますが、長文を読み設問の内容を理解して答えることは非常に難しいです。
細かなニュアンス、読み違いで答えも変わってくるので、長時間英語に読むことに慣れていないときついと思います。
学習に充てる以上、仕事や家庭の時間も勉強に費やすことになるので、仕事とのバランスや家族とよく相談はしておくとよいと思います。
また円安や物価高のいま、受験料もかなり高額です。
不合格が重なるとかなりの出費となるので、現在の家計状況もしっかり把握した上で検討してみてください。
ただUSCPAにしっかり取り組んでやりきった分は大きな自信へとつながると思いますし、キャリアの可能性も大きく拡がるのは間違いないと思います。
どうしてもUSCPAが必要、USCPAでしっかりとした知識を身につけて世界で活躍したいと強く想える方は、学習のモチベーションも強く持続すると思いますので、合格まできっと走り切れると思います。
私は少し立ち止まっていますが、会計分野に携わっている以上、キャリアにとって必要な時期が来るかもしれません。
そのときはまた頑張ってみようと思います。
少しでも参考にしていただければ幸いです。
ぷーさん
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