【米国株投資】米国株投資銘柄の選び方①(個別銘柄の財務分析)

株式投資

こんにちは。Pooh@Tokyoです。

今回は米国株投資銘柄の選び方について書いていきます。

米国株投資を始めようと口座開設まではしたものの、たくさん銘柄がありすぎてどれを選んだらよいかわからないという方、投資には興味があるけれどできれば失敗したくないという方も多くいらっしゃると思います。
私もそうでしたが初めての投資には不安なことがたくさんありますよね

そんな私ですが、現在米国株6銘柄の運用を行なっています。
最初は私も「少額投資のつもりだし、知っている有名な企業でいいや」と単純に思っていましたが、これから紹介する本に出会い、それを参考に銘柄選定を行いました。

現在の保有銘柄は、コカコーラ(KO)・マクドナルド(MCD)・マイクロソフト(MSFT)・P&G(PG)・インテル(INTC)・ジョンソンエンドジョンソン(JNJ)ですが、いずれもある基準を満たした銘柄となっています。

今回は私が参考にした銘柄選定の基準についてまとめましたので、これから米国株投資を始めようとおもっている方はぜひ参考にしてみてください。

MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

参考にした書籍は、広瀬隆雄『MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』です。
著者のアメリカの投資銀行での経験から得たノウハウが詰まった書籍です。
特に企業の財務分析で投資銘柄を判断する内容がすごく分かりやすく参考になりました。
では、書籍の内容を基に銘柄選定の方法についてこれから紹介していきます。

MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法【電子書籍】[ 広瀬隆雄 ]

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感想(1件)

下準備 モーニングスターで銘柄情報を検索

投資すべき銘柄を探していきましょう。
著書では企業の財務分析で投資銘柄を判断する方法が紹介されています。

今回紹介する分析方法では、モーニングスタでの確認がしやすいと思います。
(本ではヤフーファイナンス(米国)を紹介されていましたが、モーニングスターだとグラフが可視化されているのでこちらのほうがシンプルで分かりやすいかと思います。)


下準備 モーニングスターで銘柄情報を検索

モーニングスターの検索枠で調べたい企業のティッカーシンボルや企業名を入れて検索します。

※ティッカーシンボル(企業名を識別するコード)はグーグル検索で「企業名+株価」で検索すると出てきます。日本語で大丈夫なので気になる企業を検索してみましょう。

調べたい銘柄を検索したら、「Financials」を選びます。

下のほうにスクロールすると、損益計算書・バランスシート・キャッシュフローのグラフが表示されています。特に損益計算書キャッシュフローの情報が大きな投資銘柄の判断材料となります
注)表示期間は年間(Annual)で表示させておきましょう。

これで下準備はOKです。

チェック① 営業キャッシュフローが毎年着実に増えているかどうか

では、ここから財務分析です。
Cash Flowで、「Operating(Bil)」をチェックし、毎年増えているかどうか確認します
青色のグラフをみると毎年着実に増えてきていますね。
数字をみると、18年(430億ドル)→19年(520億ドル)→20年(600億ドル)と増えてます。
このように着実に増えていればOK。逆に毎年減っているようであれば投資を見送りましょう。

営業キャッシュフローとは、会社が本業で1年間に得たキャッシュの量(現金収支)のことです。
営業キャッシュフローを重視するのは、会計的にごまかしがしづらいため。純粋な業績の状況を判断することができます。失敗しない投資をするならしっかり稼いでいる企業に投資しましょう。

チェック② 営業キャッシュフローは純利益より大きいか

次に、営業キャッシュフローと純利益を比較します。
営業キャッシュフロー>純利益 となっているか確認します。

2020年の営業キャッシュフローは60.68 Bil(600億ドル)でしたね。

純利益は、Income Statementの「Net Income(Bil)」の項目をチェックしましょう
2020年は44.28 Bil(440億ドル)です。


営業キャッシュフロー(60.68 Bil)>純利益(44.28 Bil)なので基準クリアです
また前年や前々年分も検証してみましょう。マイクロソフトは過去3年間基準をクリアしてますね。

チェック③ 営業キャッシュフローマージンが15%〜35%ある銘柄を選ぶ

営業キャッシュフローマージンという言葉が出てきました。
売上高のうち、どれだけキャッシュを獲得したかをみる指標です。

営業キャッシュフローマージン=営業キャッシュフロー ÷ 売上高
 です。
これがプラスだとしっかりと現金を獲得できる、儲かっている会社だということが分かります。

では、マイクロソフトはどうでしょうか。
2020年の営業キャッシュフローは60.68 Bil(600億ドル)でしたね。

売上高は、Income Statementの「Revenue (Bil)」の項目をチェックします
2020年の売上高は143.02 Bil(1430億ドル)ですね。

営業キャッシュフローマージン=60.68÷143.02×100=42.4% です
基準の15〜35%を大きくクリアしてますね。
過去3年間も検証すると、2018年は39.7%、2019年は41.4%と基準をクリアし続けています
ちなみに全米の平均値は15%程のようなので、かなり儲かっている会社といえます。

【理想のグラフ】純利益・営業キャッシュフロー・売上高が綺麗な形で並んでいる

チェック①〜③までを確認し、基準を満たしていれば投資銘柄の候補となります。
また、これまでチェックした財務状況をグラフ化すると、基準を満たした銘柄は非常に綺麗な形で並んでいることが多いです。マイクロソフトの純利益・営業キャッシュフロー・売上高の順でグラフ化すると下記の通りです。

このようなグラフが理想的な形となります。基準を満たすと、非常に綺麗な形になりますね。
投資候補となる銘柄がこのような形になっているか、エクセルなどで簡単なグラフを作成して可視化してチェックしてみるのもいいでしょう

【参考】S&P500セクター別 営業キャッシュフローマージン

こちらは他のブログから借用させていただいたのですが、セクター別の営業キャッシュフローマージンのランキングの記事です
セクター毎の営業キャッシュフローマージンの一覧が非常に分かりやすくまとまっています。
2018年のみのデータのようですが、参考にしてみると銘柄候補がぐっと絞られてくると思います。

また、セクターごとにもハイテク株など好景気に強いセクターや、生活必需品など不況時に強いセクターなどがありますので、好みのセクター配分を決める際にも参考になると思います。
(セクターや銘柄数などについては別記事でまとめてみたいと思います。)

【S&P500データ】S&P500セクター別 営業キャッシュフローマージン

「長期投資なら、なんでもいい」わけではない

著書では、「長期投資なら、なんでもいい」というわけではなく、上記の基準を満たす優良な投資先を長期で持てと述べています。
営業キャッシュフローマージンの構造は毎年大きく変わったりはしないため、既に儲けの構造を作り上げている企業に投資をすることで、長期で安定した運用が実現します。

基準をクリアしない銘柄、長期的な見込みのない企業への投資はなんらかの戦略があればいいですが、私のような投資初心者は、収益構造が強固な安定した企業への長期投資から始めましょう

まとめ

銘柄選定の基準
チェック① 営業キャッシュフローが毎年着実に増えているかどうか

チェック② 営業キャッシュフローは純利益より大きいか
チェック③ 営業キャッシュフローマージンが15%〜35%ある銘柄を選ぶ

今回は、広瀬隆雄『MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』を参考にした、私の投資銘柄の選定基準についてまとめてみました。

私は元々米国株投資には関心はなかったのですが、ツイッター上でこちらの本のことを知ったことをきっかけに米国株投資を始めてみようと思いました。

初心者にとって大きな障壁となる銘柄の選定について、非常に分かりやすかったですし、収益構造がしっかりした超安定企業の判別ができるので、長期投資に向いた選定基準だと思いました。
銘柄選定の基準が見つかり、失敗しにくい投資ができると思いましたので、私は米国株投資に踏み切ることができました。

少し発行時期は前の内容ですが、今回紹介した銘柄選定の詳しい解説や、10か条の投資術など読み応えのある内容で面白かったです。今も新しい銘柄を加えようと思ったときはこの本を手元において参考にしています。よかったらリンクを貼っていますので一度覗いてみて下さい。

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感想(1件)

今回の記事が少しでも参考になってもらえれば幸いです。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。

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