スポンサーリンク

【失敗談】就職活動もっと頑張っておけばよかった・・・

日常生活

こんばんわ。ぷーさんです。

今回は私のこれまでの失敗談について書いてみようかなと思います。

というのも普段目にするテレビや書籍、SNSの情報には成功談が溢れている一方、失敗談にはあまり注目されていないような気がしました。

また成功談から学ぶことは非常に大事ですが、実際「私には無理だ」「次元が違いすぎる」と思ってしまうと得られる学びは実は少ないのかなと思います。

私は成功談を聞くより、失敗談を聞いてそこからどのように持ち直したのか、のほうが興味が湧きます。

失敗に直面した時こそ、その人の本当の姿が見えて面白いなと感じます。

そこで私もこれまでの人生の中で、これは失敗したなぁと思う失敗談を書いてみることにしました。

私の失敗談がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

今回は私の大学時代の就職活動についてお話してみようと思います。

就職活動もっと頑張ればよかった・・・

私の失敗談として、大学時代の就職活動、もっと頑張ればよかった・・と思っています。

大学での生活はそれはそれは充実した時間を過ごしていました。

私は国際交流活動の団体に所属し、毎週行われるディスカッションをメインとするクラブ活動や、長期休みには海外に出て、現地の学生たちとの交流プログラムに参加するなど、非常に充実した日々を過ごしていました。

クラブの活動が楽しかった分、勉強はあまりしていませんでしたが、ゼミの活動もメンバーに恵まれ非常に楽しい時間を過ごしていました。

そんな中、大学3年生になると、就職活動が本格的に始まりました。

まずは大学で行われるセミナーに参加して、就職活動の流れを学んだり、ESや履歴書の書き方、面接の基本などを学びました。

また企業説明会などにも参加して、企業の事業内容についても知ることができました。

当初は積極的にこれらのセミナーなどに参加していました。

セミナーで質問したりすれば「もしかしたら採用担当の人に覚えてもらえるかも」「面接で有利になるかも」と思い、とにかく少しでも目に止まってもらえるようにと思い、各種イベントに参加していました。

さらに3年生の夏休みには企業が主催するインターンシップにも参加しました。

インターンに参加しておけば面接にも有利だろう、との考えでいくつかの企業のインターンに参加していました。

さらにESや履歴書も枠の中にとにかくびっしりと埋めるように書いたので「まぁ4年生の早い段階で内定は何件かもらえるだろう」と変な自信だけがありました。

WEBテストが通らない。書類審査が通らない。

月日は流れ、就職活動が解禁され、本格的に就職活動が始まりました。

最初の関門はWebテストや書類審査です。

マイナビやリクルートなどの求人サイトから、何十社もの企業にエントリーをして、書類を送り続けました。

中にはSPIなどWebテストの受験が必要な企業もあり、面倒だなと思いつつ受験していきました。

しかし、Webテストが通らない、書類審査が通らないのがほとんどでした。

面接すら受けることができないのです。

書類はびっしり書いているのになんで通らないのか、その時は原因が全くわかりませんでしたし、追求しようとも思っていませんでした。

またWebテストも中学高校とかで学ぶような数学や国語のテストのようなものだったので、その時忘れていたのだろうと思い、もう1回参考書見ておけばいいかと思ったぐらいでした。

この時は、たまたま出したところに引っ掛からなかっただけで、続けていけばどこかで選考が進むだろうと軽い気持ちがあったのかもしれません。

面接が通らない。自信を失う。

その後も興味があった企業(というより聞いたことがある企業、名前だけで見ていました)に片っ端からエントリーをして書類を送り続けていました。

ほとんどが選考に進めなかったですが、それでも面接の機会を得た企業もいくつかありました。

1次面接はたしか複数人の学生と一緒に行うグループ面接がほとんどでした。

聞かれる内容はどれも一般的な内容で、事前に準備してきた内容で回答していきました。

しかしどれも手応えがありません。全然盛り上がらず、相手に想いが伝わっていないようでした。

学生生活ではクラブの運営もしていましたし、先輩後輩問わず積極的にコミュニケーションを取っていたので、人と話すことには自信があったため、話が全然響かないことにどんどん自信を失っていきました。

また「なぜ数ある企業からうちを選んだのか?」と志望理由を聞かれたときは常に回答が詰まってしまいました。

企業研究が浅かったのが原因で、業界や職種の理由についてはなんとか答えられたのですが、個々の企業についての志望理由が全く脈略のない回答になっていました。

この時の面接は1次面接止まりで、全く次に進めない日々が続いていました。

友人たちが内定を次々と得て行く中、想定していた4年生の春ぐらいの内定は1件も得られませんでした。

何も手応えがなく時間だけが過ぎ、当初あったやる気と自信はどんどん失われていきました。

就職しなくてもいいか。海外でワーホリしようかな。

本来であれば一度就職活動のやり方を見つめ直して、書類の書き方や面接での受け答えを改善していくべきだったのですが、私はここで「就職しなくてもいいか」という考えが生まれました。

クラブで経験した海外での交流プログラムがきっかけに、海外の人たちと関わることができる仕事、英語を使った仕事をしたいと思っていました。

就職活動も海外とのつながりがある企業を中心にエントリーをしていたのですが、この頃海外でのワーキングホリデーに興味を抱きました。

日本で就職するのではなくて、ワーホリだったらそのまま海外で働いたり生活することができる、と思ったのです。

大学を卒業したらどこかワーホリ提携国に行けばいいやと思い、これまでやっていた就職活動を4年生の初夏ぐらいから全くしなくなりました。

もちろんどこの国に行くか、どんな仕事をして生活するのか、それまでに必要な準備は何か、全く考えずにです。

とにかく卒業後、然るべき時期になったら行けばいいやと軽く考えていました。

周りが頑張っている中、私は就職活動をしなくなり、クラブ活動には相変わらず積極的に参加したり、本や映画をみたり、家でぼーっとしたりと、自分が楽しいと思ったことだけをやる日々を過ごしていました。

周りの友人や先輩も、そんな私の姿を見て心配してくれてよく声をかけてくれたのですが、就職活動に対するモチベーションは湧き上がらず、ワーホリ行って海外で生活すればいいやという考えが多くを占めるようになっていきました。

人生を変えた台湾旅行。占いによって気づいた失敗の理由。

そんな中、秋頃に家族で台湾旅行に行くことになり、私も付いていくことにしました。

台北に滞在して、明日何しようかと家族と相談していたとき、ガイドブックに有名な占い師の方が載っていました。

せっかくだから見てもらおうと思い、ガイドブックに載っている日本語ができる有名な占い師の予約をホテルの方に取ってもらい、翌日占いをしてもらうことになりました。

家族一人ずつ見てもらい、私の番になりました。

生年月日や手相とかを見てもらったと思いますが、そこで言われたことはその時の私を的確に表していました。

  • 「あなたは自分の人生を自分自身で良くもしているし、悪くもしている。」
  • 「人生の浮き沈みはあなたが局面局面にどのように取り組んできたかによって変わる。」
  • 「あなたはなんでもやり遂げるパワーがある。あとはやる気次第。」
  • 「大きな夢やプランを考えることは好きだけど、目の前のことを疎かにしがち。」
  • 「コツコツとやることが得意、プログラマーやライターとかが向いてる。」

私が就職活動でやっていた自己分析よりも的確に自分自身のことを表していたことに、衝撃を受けました。

特に私が引っかかったのが、「大きな夢やプランを考えることは好きだけど、目の前のことを疎かにしがち。」という点です。

確かに、就職活動を成功させたり、海外で生活することはよく考えていたのですが、それを実現させるためにすべき目の前のこと(書類をきちんと書く、面接対策をしっかりやる、ワーホリするにしてもきちんと計画を立てる、など)には全く力を注いでいませんでした。

特に就職活動においては、これまでうまくいかなかった原因は自己満足に終始していたことだと気づきました。

書類の書き方もセミナーで学んだことを守らず、自分よがりの書き方になってしまい、相手に伝わる内容ではなかったこと。

Webテスト対策も全く疎かにしており、改めて参考書を使ってしっかりと対策を打っておく必要があったこと。

面接においても、基本の受け答えも相手に伝わるように改善すること、企業研究をしっかり行い、個々の企業にしっかりとアピールできる志望理由を固める必要があった。

就職活動は人と人とのコミュニケーションではありますが、その場しのぎの対策や相手のことを考えず自己満足で終始してしまうものであれば全く上手くいかないことに、この期に及んでようやく気が付くことができました。

就職活動を適切なアプローチで臨んでおらず、全て自己流だったことに失敗の原因がありました。

就職活動を投げ出し、ワーホリで海外に行く考えでいましたが、社会人を経験せずにそのままワーホリに行ってしまうと、得られる仕事の幅や可能性も小さいなと思いました。

一度社会人を経験してから、そのあと海外に出たほうがいろいろと選択肢があるなと思い、私は帰国後に就職活動を再開することに決めました。

基本に立ち返って就職活動を再開

すでに秋となっていましたが、まずは書類の見直しから始めました。

まず頼ったのは大学のキャリアセンターでした。

様々なサポートが受けられるところでしたが、私はこれまで一度も活用していませんでした。もったいない。

ですがキャリアセンターでは書類の添削をしてくれるサポートがあったので、書類を見てもらうことにしました。

すると、どんどん修正箇所が出てくる出てくる、相手に全く伝わらない内容だったんだなと感じました。

アドバイスを受けながら、何度も何度も書類を直して、ようやくまともな内容の書類にすることができました。

面接対策にも協力いただき、面接でのコツ、基本マナー、伝えるべきポイントなどをアドバイスいただきながら、模擬練習も何度か行いました。

周りのみんなが1年前にやっていたことを、私はこの時点でようやく取り組んでいったのです。

少し前の自分だったら「こんなことしても意味がない」「その場その場で上手な受け答えをしていけば大丈夫」「自分がいいと思ったことなら絶対うまく行く」なんてことを思い、周りのアドバイスには耳を傾けていなかったでしょう。

それで上手くいかなった経験もあり、この頃はアドバイスを全て受け入れ、改善できるところはどんどん直していきました。

すると、就職活動を再開して何社かエントリーしたのですが、書類選考が通ることが増えていきました。

面接もこれまで一次面接止まりだったのですが、2次、3次と選考が進むことも増えていきました。

時期的に中小企業が残っていたことも要因だったかもしれませんが、それでも以前に比べると就職活動への手応えを感じることが増えていきました。

その後も就職活動を続けていき、ようやく1社から内定を得ることができ、ここで私の就職活動は終了しました。

基本に立ち返って就職活動に臨んだことが、内定に結びついたと思います。

就職先はブラック企業!?1年も経たず退職。

就職先は創業間もない保険代理店でした。

自信のあったコミュニケーション力を活かし、顧客の人生設計にあった保険商品を、様々な保険会社の商品から選び提案するというのが仕事で、人の役に立つことができる仕事だと思い就職することにしました。

入社してオフィスに入ると、そこにはPCとヘッドセットが取り付けられた電話ブースがずらっと並んでいました。

最初の仕事は顧客に保険のパンフレットを送ることでした。

PCには電話帳のデータが入っており、特定の地域の番号を上から順番に掛けていきます。

通話の内容はログに残していき、保険について興味があるか、見直しを検討しているかどうかなどの情報をメモに残していきます。

もし保険について少しでも興味があるという場合には、住所を聞き、保険のパンフレットを郵送で送りました。

書類を送って1週間後ぐらいに再度その顧客へ電話をします。

この時は上司が代わりにパンフレット送付後の電話を掛けていたのですが、パンフレットを見た感想をヒアリング、詳しく説明が聞きたいということであれば対面アポを取り、契約の手続きに進める、というのが仕事の流れでした。

しかし、いきなり電話が掛かってきて保険の話を聞いてくれる人は少なく、保険に関心がある人はさらに少なく、アポを取るのは非常に困難です。

仕事の成果を出すためにすべきことはただ一つ、とにかくひたすらに電話を掛けまくることでした。

1日200件や300件は当たり前。とにかく保険に少しでも関心を持っている人を電話で探すのです。

毎日の結果はホワイトボードに公開され、成果に結びつかなったら上司から詰められ、あるいは遅くまで電話トレーニングをしていました。

顧客からも怒鳴られたり、クレームを受けることも何度もありました。

なかなか成果も出ず、毎日遅くまで電話を掛け続けて疲弊し、上司や顧客からは怒鳴られ、毎日やっている電話も詐欺電話みたいだなと思ったこともあり、「なんでこの仕事しているのか?」仕事の目的に疑問を感じていました。

それでも仕事が上手くいけば状況はよくなると思いしばらく続けていましたが、ある朝、早めにオフィスに行くと他のチームのリーダーとマネージャーがいました。

すると突然マネージャーがリーダーを大声で怒鳴り、仕事の成果が出ていないことについて詰めていました。

このとき、この会社で役職が上がっても、やっていることは同じ電話業務、成果が上がらなければ上司から怒鳴られることに変わりはない。この会社にい続けてもやっていることは根本的には同じ、と感じました。

当初思い描いていた、海外とのつながりのある仕事ともかけ離れているし、もう辞めようと思った出来事でした。

その年の年末に私は会社を辞めて、もう一度自分が就くべき仕事について考えるようにしました。

最初からきちんと就職活動しておけばよかった。

その後は、転職を繰り返しながら、自問自答の日々が続きました。

ようやく今の会社に辿り着き、生活も安定できるようになったのですが、この間10年ほど掛かりました。

大学生の頃に粘り強く、周りのアドバイスを素直に聞き、適切な方法できちんと就職活動に臨んでいれば、このような苦労はなかったのかなと思います。

セミナーで話していただける就職活動のアドバイスは、どれも基本的なことなのですが、その頃の私は「そんなの当たり前じゃないか」「自分で履歴書書いたほうが早い」などと思ってしまったことで、自己流で一人で就職活動に臨んでしまいました。

相手のことを考えずに、自分がこれでいいと思ったやり方で準備し、結局書類選考や面接でも考えや想いが伝わらずに選考が進まない時期が続きました。

そうではなくて、まずはセオリー通り履歴書の作成方法や面接への臨み方を把握した上で、自分で準備する。

そして準備したものを周囲に見てもらい、改善して本番に臨むべきだったなと、今更ながらに思います。

この1年間をしっかり頑張っておけば、入社後のギャップを防ぐことができたと思うし、転職を過度に繰り返す必要もなかったのかなと思います。

同じところで職歴を積み上げておけば、キャリアの幅も広がっていたのかなと思います。

就職活動から逃げていた自分には、まずは目の前のすべきことにきちんと取り組むことの大切さを伝えたいなと思います。

今となってはいい経験でした。

あの頃きちんとやっておけばよかったと思う一方、その後の私の人生は変化に富んだ時間でもありました。

いろんな企業に転職を繰り返し、入社しては仕事が上手くいかず、職種のギャップがあるなと何度も感じました。

相変わらず入社後ギャップが続いていたので、ちゃんと自分の適正と会社のこと調べるべきでした。

どうしても1社内定をもらえるとすぐ飛びついてしまうんですね。。。

苦労もたくさんしましたが、いろんな職種や業界を経験することができましたし、自分に合う仕事とは一体何なのかを常に考えて、希望する職種に就くために情報収集したり、資格取得のため勉強などに取り組み続けました。

そんなことをここ10年ぐらい続けていくうちに、ようやく私が希望する職種、職場環境と働き方を実現できる職場に辿り着くことができました。

失敗を経験するとその時は大変ですが、その分学びも多かったと思います。

失敗に直面すると、危機感や焦りが出ると同時に、なんとか挽回しようと強烈なモチベーションが生まれます。

私もその時は「いま自分がすべきことは何か」「早く環境を変えたい、時間を無駄にできない」といった考えが常に巡るようになっていて、何か物事に取り組んでいないと気が休まらない時期でした。

そのモチベーションとともに自分自身を成長させることができたのかなと思います。

これからも数多くの失敗を経験すると思いますが、大切なことは、どんな困難に直面したとしても何もかも投げ出してしまわないことだと思います。

挫折した中でも、それでも何かできることは必ず一つはあると思います。

例えば、営業職で就職したけど自分には向いていないことが分かり、管理部門系のキャリアで歩もうと考えたときは専門の転職エージェントに相談して、キャリアチェンジを果たしました。

きちんと現状に向き合って、少しずつ物事に取り組んでいくことこそが、解決の一歩になるのかなと思います。

この就職活動で得た教訓は今後の人生にも活かしていきたいと思います。

以上、私の就職活動での失敗談でした。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

ぷーさん

コメント

タイトルとURLをコピーしました