こんにちは。かねのぷーさんです。
今回は「日経平均とTOPIXの違い」について書いてみようと思います。
今日のニュースで日経平均が一時1,000円下げたという記事を見ました。
またこの記事では、東証株価指数(TOPIX)は49.58ポイント安の1896.98、ということも書かれています。
いまさらだけど、日経平均とTOPIXって何が違うんだっけ?
なんとなく知っているけど、人に説明はできないような曖昧な理解のままにしていたなと思いましたので、
今回は日本を代表する株価指数について、今一度調べてみようと思います。
日経平均株価とは?
日経平均株価とは、東証一部の上場企業の中から、日本経済新聞社が選んだ225社の平均株価指数です。
構成銘柄は、市場流動性(売買の活発さや安定度)とセクター(技術、金融、消費、素材、資本財・その他、運輸・公共)のバランスを考慮して選ばれています。
ちなみに225社の株価を単純平均したものではなく、おかしな指数とならないよう、計算を工夫して算出した「みなし株価」を使っているようです。
日経平均株価の特徴として、みなし株価の平均が日経平均株価となるわけですが、みなし株価の高い株の影響を強く受ける性質があります。
ファーストリテイリング、ソフトバンク、東京エレクトロンのような、みなし株価の高い銘柄が大きく変動すると、日経平均株価全体にも影響してしまうことがあります。
必ずしも構成銘柄全体の値動きを表しているとは言い切れない点が、日経平均株価の弱点でもあるようです。
日経平均株価は、日本を代表する銘柄で構成されている指数。
みなし株価の高い銘柄の値動きに影響される性質があるんですね。
東証株価指数(TOPIX)とは?
一方、東証株価指数とは、東証一部に上場する全銘柄を対象とする株価指数です。
ちなみにトピックスとは、Tokyo Stock Price Indexの略のことです。
東証一部上場の全銘柄(2020年1月21日現在、2,159社)を対象として、
各銘柄の時価総額を合計して計算されています。
また、東証株価指数は株価ではなく、ポイントで表示されています。
1968年1月4日を基準日として、当時の時価総額を100として指数が算出されています。
東証一部全銘柄で計算しているので、日経平均株価よりも市場全体の値動きを表していると言われますが、
東証株価指数は時価総額の大きな銘柄の値動きに影響を受ける特徴があります。
時価総額とは、その日に市場で付いた株価(時価)× 発行済み株式数のことです。
トヨタ、キーエンス、ソニー、ソフトバンクといった大型株の値動きが大きいと、
東証株価指数の動きにも影響されることになります。
ちなみに、国内株式と連動した投資信託では、日経平均よりもTOPIXのほうが多く使われているようです。
TOPIXは東証一部の全銘柄で構成されている。
時価総額の大きい銘柄の値動きに影響される特徴があるんですね。
景気なら日経平均株価、日本株全体ならTOPIXを見る
日経平均とTOPIX、それぞれ特徴がありますが、上手く使い分けることで投資判断に活用できると思います。
日経平均株価は日本を代表する会社で構成されています。
日本全体の景気、経済動向を見るなら、日経平均株価の動きを見ることで判断がしやすいと思います。
また、日本株全体の動きを判断するためには、TOPIXの動きを追うことで判断しやすいと思います。
日経平均株価とTOPIXはいずれも日本の景気動向を判断する上で重要な指数です。
両方の指数が上昇トレンドであれば強気相場ですし、
下落トレンドであれば投資は様子見するというような判断を行うことも可能です。
それぞれの指数の特徴を理解した上で、投資判断に役立てていけば、
失敗しない運用を続けられるかもしれませんね。
まとめ
そういえば、日経平均株価とTOPIXの違いについてよく分かっていませんでした。日本を代表する指数ではあるものの、その構成や算出方法には違いがありました。
日経平均株価は日本を代表する225銘柄で構成される指数。「みなし株価」の構成比率が高い銘柄の値動きに影響を受ける特徴がある。
東証株価指数(TOPIX)は東証一部全銘柄で構成される指数。構成銘柄の時価総額で算出されるため、時価総額の大きい大型株の値動きに影響を受ける特徴がある。
いずれも日本を代表する指数。日本全体の景気動向を把握するなら日経平均、日本株全体の動きを把握するするならTOPIXを見ると分かりやすい。また両方の指数を見ることで、上昇・下落トレンドの判断もできるようになると、失敗しにくい運用もできるようになるかもしれません。
今回は、「日経平均とTOPIXの違い」について調べてみました。
投資を始めて3年ほど経ちますが、日経平均とTOPIXの違いについて曖昧な理解で過ごしてきたなと思い、改めて調べることにしました。
自分で調べていくと、「なるほど」と思うこともいくつかあり、非常に勉強になりました。
私がメインで運用しているのはインデックスファンドですが、
指数のことを理解することで、より運用商品のことが分かるようになってくると思います。
次回はアメリカの指数についても調べてみようと思います。
では、今回もここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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